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芦田川河口堰の開放(案)

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今定例会より議場に国旗と市旗を掲揚しています。平成23年9月に私が提案して以来1年半でようやく実現しました。
さて、3月7日の一般質問では芦田川河口堰の開放(案)について提案しました。
河口堰からの工業用水取水量は5万トン/日ですが、この代替水源は芦田川浄化センター(箕沖にある下水処理場)から出る処理水を膜処理(高度処理)して工業用水として活用します。
浄化センターから出る処理水は8~10万トン/日、晴天が続いても涸れることはありません。シンガポールでは上水道の水源の3割をこの再生水で賄っており、技術的には確立されています。ただし、膜処理にかかるエネルギー(電力)の課題があり、水資源の豊かな日本ではコスト面で現実的ではありません。

そこで、もし河口堰を開放できれば、日本で2番目の潮汐差(1位は有明海)を活用した潮汐発電に取り組んではどうでしょうか。河口堰は満水で400万トン、これが1日2往復しますから、1,600万トンのダム(八田原ダムと三川ダムの中間の規模)を毎日放流することと同じことになります。
河口堰のゲート下にタービンを設置すれば潮汐発電が可能と思われ、相当の出力が期待できます。これで下水処理水の再生にかかるエネルギーを賄えるでしょう。

河口堰の開放により瀬戸内海の漁業再生、汽水域の浄化作用の復活、また市民が川辺に戻る等の効果も期待できます。
夢のような話かもしれませんが、この案が実現可能か、ぜひ産学官で連携して研究してほしいと提案しました。
by kkochan-com | 2013-03-08 20:41
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