この度、備後の郷土部隊・歩兵第41連隊の足跡を辿った『永遠の四一(よんいち)』を、株式会社福山健康舎より上梓させていただくことになりました。
本書は、私がライフワークとして取り組んでいる41連隊の誕生から終焉までの歴史を、昭和の時代に自費出版された生還者やご遺族の手記を年代別・作戦別に分け、体系化して解説したものです。
今の世の中には、軍事に対して苦手意識をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、41連隊の将兵がいかに戦ったかという歴史を知りたいという方にも出会いました。そのような方々のお役に立てればと思い、世界中に散らばったジグソーパズルを集める思いで本書を編纂いたしました。
実は昨年6月に執筆を決意したものの、手記や写真・地図などが集まらず大いに苦しみました。
郷土部隊の歴史の全貌を明らかにするという大きな仕事に取り組んだわけですから、手記などの収集や打ち込みと私の原稿執筆に半年、印刷会社に持ち込んでからも修正の連続であり校正完了までに半年、合計1年かかりました・・・。
なかなか納得した本にならず、悔しい思いをしたものです。
しかし、必ずや41連隊の英霊の皆様が後押ししてくださり「この仕事は自分にしかできない」という信念の元、ようやく完成に至ったものです。知られざる郷土の歴史が明らかになり、今なおジャングルの落ち葉の下で眠っている英霊の皆様も少しはお喜びいただけたものと思います。
そして、「紹介する価値のある本だ」と感じていただけましたら、ご友人などにご紹介いただけると望外の喜びです。
よろしくお願い申し上げます。