福山山岳会の「子供雪山教室(道後山)」で拾ったヤドリギ「宿り木」です。
普段は高~い木の上に寄生しているのでなかなか入手困難ですが、雪の重みで折れて落下したようです。子供も大人も黄色い小粒の実を食べましたが、ネバネバしており昔の子供は「ガム」にしていたそうです。
ヤドリギは大地に根を張らないにも関わらず、冬でも青々としていることから、さまざまな伝説や神話を持っています。
ケルト人は、ヤドリギに特別な力があると信じていました。ケルトの伝説によるとヤドリギは「不死・活力・肉体の再生」を表すシンボルだったそうです。
さらにヤドリギには、「愛の木」という側面もあります。クリスマスの季節に、ヤドリギの下にいる若い女性はキスを拒むことができない、という言い伝えがあるそうです。
下の写真は岩樋山(1,271m)の頂上から見た道後山です。