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地方分権懇話会に参加

広島大学東千田キャンパスで開催された、広島県主催の道州制に関する勉強会に参加しました。
「道州制における議会と執行機関」というテーマで、慶應義塾大学法学部の小林良彰教授の講演がありました。私は初めてこの懇話会に参加したのですが、県内各地かた多くの議員や行政職員の方が参加しておられ、会場はほぼ満席で関心の高さを伺わせました。

講演の要旨としては
議長に議会の召集権がないなど、地方自治法はいまだに「明治」を引きずっており、いわば官有利の法律に縛られていると言える。
そこで道州制移行の前提として、地方自治法を改正する必要がある。
そして、議会の機能を高める方策を講じる必要があり、具体的には、議会の議決権の拡大です。
予算に対するYes・Noだけでなく、修正する事も可能にするとか、調査能力向上や条例提案の為に、議会の附属調査機関の設置や、議会事務局の職員を充実させるなどの案を示されました。
また、閉会中の委員会の活動の制約や、常任委員会の所属の制限も撤廃してはどうかとの話もありました。
いずれにせよ、官製の「道州制」であってはいけないので、道州制に移行するのであれば、こうしてほしいという地方の要求を決めるべきという話で締めくくられました。
by kkochan-com | 2007-01-19 19:37
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