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3月議会が開会しました。

平成21年度予算案が示され、市長よりその趣旨説明が行われました。
一般会計1594億、特別会計(競馬・下水道・国保・介護保険等)1146億、企業会計(市民病院・水道)320億、計3060億円であり、税収の大幅落ち込み(5.1%)にもかかわらず、前年比△0.7%の予算となっております。

<市長総体説明>
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/life/detail.php?hdnSKBN=A&hdnKey=4649
<21年度予算・重点施策>
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/data/fd_115d6q7vfnjmvv/downfile1890980863.pdf
多くの項目がありますが、私の主観で新規事業を中心として下記にピックアップしてみました。
3月議会ではこの予算案に対する代表質問や、予算特別委員会で議論することになります。皆さんも予算案を見て何か意見がありましたらご連絡下さい。

1.定額給付金(交付金71億6000万円、交付事務費3億7000万円)振込み手数料だけでも1億5000万円程度かかる見込みです。
2.東西北の各市民センター、リサイクルプラザに太陽光発電設備設置に1億5000万円
3.新型インフルエンザ対策(マスク・防護服)に690万円
4.仙酔島への渡船「いろは丸」風の新造船に8000万円
5.駅前通りにLED街路灯を約50本設置に6000万円
6.公園の遊具更新に1700万円
7.小・中学校校舎の耐震補強設計に5000万円、体育館の耐震補強に9億円
8.駅前広場整備(地下送迎場)に14億円
9.自転車利用(エコサイクル)促進事業に260万円
10.太陽光発電設置・無利子融資1kwあたり25万円(100件まで)
11.母子健康診査事業(妊婦一般検診を5回から14回まで拡充等)5億2000万円
12.メモリアルパーク・アイススケート場整備に1億1000万円
13.農山漁村における「ふるさと生活体験学習」に742万円
14.児童生徒を対象とした「ものづくり教室」50万円
15.「こども議会」の開催

★大学建設事業(H21~23)50億円
財源として市民参加型・市場公募債を5億円発行するそうです。この公募債がどの程度売れるかが、市民の大学に対する評価に繋がるのではないでしょうか。
<4年制大学設置について>
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/life/detail.php?hdnSKBN=A&hdnKey=4121
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by kkochan-com | 2009-02-27 16:22 | Trackback | Comments(0)

河川浄化社会実験

昨年行われた芦田川環境マネジメントセンターによる「河川浄化社会実験」の結果が公表されました。結果はBOD5%減、水中のにごりが67%減、水中のリンが52%減少という成果を挙げたそうです。私は平成17年6月、当選後初めての市議会代表質問にて、日本一汚い大阪の大和川で行われた社会実験を例に挙げ、福山でも同様に取り組むよう求めてきたところです。少ない予算で最大の効果を挙げることを強調し、3年を経て実現したことになります。

さて、芦田川の水質汚濁はその原因の7 割が生活雑排水の流入によるものと言われています。この数字は本当でしょうか?これでは河口堰等の責任は3割しか無いことになります。何か汚濁の責任を市民に転嫁しているような気がしてなりません。確かに生活が豊かになったことにより食べ残しが増え、食生活の変化により油料理が増え、過剰な清潔意識により洗剤を大量に使うことにより川の汚濁が進んだのは間違いないでしょう。豊かな生活が川の汚濁を進めたとすれば、皮肉なことですが、最近の不景気は川の浄化を後押しするはずです。いずれにせよ芦田川の水質改善には、流域住民一人ひとりの水環境に対する問題意識と取り組みが非常に重要になります。そこでこの社会実験が流域全体に広まるよう、5つの取り組みをイラストで示しますので、皆さんもぜひ取り組んで下さい。                  <提供:芦田川環境マネジメントセンター>
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また、実験参加者アンケートでは、下水道整備を望む声が多いようです。このような実験の背景には下水道の整備が遅れているからとの指摘もありましたが、長期的な費用対効果を考えればこれ以上の下水道整備にも疑問があります。人間に例えれば上水道は動脈、下水道は静脈です。人間は自己再生機能により血管を維持管理しますが、血管の老朽化や内壁にコレステロール等が付着し脳卒中(脳梗塞や脳出血)や心筋梗塞になります。それでも人間は平均80年ほどで一生を終えますが、人工的に作った下水道網は未来永劫にわたって維持・管理しなければならず、自己再生もしませんから定期的に老朽管の取り換えという大手術も必要です。よって下水道に接続されている世帯においても、5つの取り組みの励行が下水管の維持や処理場の負担を減らすことに繋がるのです。なお、福山市の下水道事業債残高は1150億円にもなり、福山市全体の借金の約40%を占めています。
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by kkochan-com | 2009-02-22 20:04 | Trackback | Comments(0)

下水道の問題点について

下水道は金食い虫と言われていますが、他にも様々な問題があります。
1、水不足の時代に対応できない
①大量の水道水を輸送媒体として使用している。
②1900~1995年までに世界の水使用量は6倍に増加したが、これは人口増加割合の2倍以上であり、水に依存した排水処理をこのまま進めると、水不足問題を一層悪化させる。
③離れた場所から取水した水を、広く囲まれた都市圏に送り、最後に遠方の水域に排出することは、その地域の水収支に悪影響を与える。
④最高の水質を必要とする飲料用や調理用水は、水使用量全体の約5%にすぎない。

2、資源を再利用できていない
①人間の排泄物を、家庭やレストランや事業所、工場などからの排水を混ぜて水で薄めることにより、処理効率が極めて低下している。
②本来含まれる有益な副産物(窒素、リン、カリウム)を循環資源としての再生と回収を困難にしている。
③下水処理施設から出てくる汚泥は汚染されており、再利用が困難であり、処理にかかる費用も多大である。

3、地下埋設の欠点
①従来型の下水道システムの深刻な欠点は、更新を行うとするとインフラの中でも非常にコストがかかる。
②未来の財政的問題を回避するために、家屋・下水道システム・処理施設の寿命を考えなければならない。
③下水道システムは未処理排水を漏水により地下に浸透させ、汚染を招いている。
④逆に地下水の浸透により、処理プラントへの水量負荷が増大している。

4、利用者の意識の問題
①排水処理インフラの整備に、通常あまりにも長期間を要しすぎる。
②利用者はトイレに合成洗剤等を流しても、それが処理プラントで何を引き起こすか、最終的に環境に何をもたらすかを考えない。遅かれ早かれヒトの食物連鎖に入ってくる。
③大都市の住民(特に若年者)ほど下水処理場の場所、処理水の放流先を知らない。(内閣府調査)

Q:このような多数の欠点がありながら、なぜ住民は下水道の更なる普及を望むのでしょうか?

A:行政による誘導・ライフスタイルの変化・過剰な清潔意識・公共への依存・・・?
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by kkochan-com | 2009-02-21 20:08 | Trackback | Comments(0)

文教経済委員会が開催されました

駅家町の二子塚古墳を国史跡に指定するべく文部科学省に申請する議題が提出されました。
二子塚は全長73mもあり、古墳時代後期の前方後円墳としては県内最大の古墳です。
私は中学2年生の時に自転車で古墳めぐりをしたことがあり、二子塚は特に思い出深い古墳でした。なぜなら、入口のほとんどが土砂で埋まっており、8mの羨道部分は這って入ったのです。そして玄室内を懐中電灯で照らした時の感動は25年以上経った今でも忘れられません。
平成17年の発掘の様子は下記に掲載されていますので、ぜひご覧下さい。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/bunka/bunkazai/futagozuka/futagozuka.html

委員会では下記の要望をさせていただきました。
①国史跡に指定後の整備方針・歴史教育への活用等、早期に福山市としての二子塚の将来構想を明確にしてほしい。
②古墳公園として整備するなら、墳丘に芝生張り等の過剰な整備をせず、現在の持つ雰囲気を維持してほしい。
③立派な玄室内に立ち入ることができるようにしてほしい。
④未調査の前方部の石室の調査を早期に行ってほしい。
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by kkochan-com | 2009-02-18 20:16 | Trackback | Comments(0)

政策研究会「広島クラブ」設立記念シンポジウム

私はかねてより広島県内の市議有志と勉強会(主にマニフェストについて)を開催してきました。
この度、勉強会を発展改組して、広島県市町議会議員政策研究会「広島クラブ」を立ち上げ、設立記念シンポジウムを開催することとなりました。
日時:2月14日(土)18:00~20:00
会場:廿日市中央市民センター(公民館)広島県廿日市市天神11-29 Tel:0829-20-1266
参加費:500円

第1部は講演会(18時~19時)を開催します。
タイトルは「経営危機を乗り切る経営戦略」と題して、私が通う大学院(広島大学大学院社会科学研究科・マネジメント専攻)の専攻長である井上善海教授に講演していただきます。
井上先生は大学卒業後、自ら会社経営と倒産を経験しました。その後、経験を生かして経営コンサルタントへ転進し、主に中堅・中小企業やベンチャー企業の戦略・事業計画策定業務に携わります。大学院の専攻長となってからは、現場中心の実践的研究者として現在に至ります。専門分野は経営戦略論、特にベンチャー企業や中小企業の戦略に関する研究です。

第2部はパネルディスカッション(19時~20時)を開催し、井上先生、廿日市市の商工会議所・会頭、廿日市市議会議員の栗栖議員がパネラーとなり、現下の不況を乗り切る策を検討します。よく産学官連携と言いますが、今回は「産学議会連携」により知恵を絞りたいと考えています。
福山からは遠方ですが、広島・廿日市市方面にお知り合いがおられましたら、ぜひ声かけをお願いします。
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by kkochan-com | 2009-02-03 14:30 | Trackback | Comments(0)

宍道湖のシジミについて

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NHK朝の連続ドラマ「だんだん」で有名になった宍道湖、宍道湖と言えばシジミ、宍道湖の湖畔には「日本シジミ研究所」があります。
中村幹雄所長によると、全国の河川湖沼では、昭和40年代から高度経済成長の時代に水利用や干拓のため多くの汽水湖が淡水湖へ淡水化され、また河川の感潮域(汽水域)は河口堰により淡水化され、シジミの漁場はことごとく消滅したそうです。芦田川でも40歳以上の方で干潮時に黒光りするシジミを掘った経験のある方は多いと思います。宍道湖もまた、干拓淡水化事業のために消滅する運命にありましたが、幸いにも淡水化事業が中止になったお陰で宍道湖のシジミは生き延びることができました。

中村所長の研究では、湖沼の富栄養化の原因は陸域から栄養塩の窒素・リンが湖内に流入し、植物プランクトンがその窒素、リンを取り込み、異常繁殖することに起因しているそうです。シジミはその植物プランクトンを餌として体内に取り込み、そのシジミを漁獲することは、栄養塩の窒素・リンを湖から外に持ち出すことになります。中村所長の計算ではシジミ漁業による宍道湖からの窒素の湖の外への持ち出し量は、一年で73トンも湖から外へ除去されていることになります。一般的に、富栄養化の原因である窒素やリンが湖に流入するのを防ぐためには、下水処理場など大規模な設備が必要であり、福山市でもリン除去のために高屋川浄化施設に総事業費87億円を投入しました。また、一度湖に流入した窒素やリンを除去する有効な手段は今のところありません。そのため芦田川でも水呑町から草土町にかけての右岸に大規模な植生護岸(ウエットランド)を総事業費16億円で建設中です。

しかし、宍道湖のシジミはシジミ漁業が産業として成り立つばかりでなく、植生の何倍もの水質の浄化作用があります。シジミは入水管から水を吸い込み水中の植物プランクトンを主とした懸濁物をえらでろ過し、餌として体内に取り込みます。1グラムのシジミ1個が入水管から1時間に170mlもの水を取り入れ、宍道湖の約3万トンのシジミは約3日間で宍道湖の水を全部ろ過する計算になります。従って、宍道湖の水の透明度などが高くなり、宍道湖の水質浄化に大いに役立っています。シジミの漁業による栄養塩の系外への持ち出しと、ろ過作用などによってシジミが宍道湖の水質浄化に実に大きな役割を果たしている事をお分かりいただけたかと思います。対して芦田川は絶滅したシジミの役割を補完するために、100億円以上の費用を投入したと言えるのかもしれません。
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by kkochan-com | 2009-02-01 13:55 | Trackback | Comments(0)