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修士論文執筆中

私は現在、「芦田川河口堰に関する政策研究-諌早長大河口堰・長良川河口堰と比較して-」という広島大学大学院の修士論文を執筆中です。その成果については、3月13日(土)14時から「県民文化センターふくやま」にて開催する市政報告会において発表しますので、ぜひご参加下さい。

論文を執筆するに当たり、過去の芦田川に関する論文を読み込み、それに自分の考察を上積みする作業がありますが、1981年に立命館大学の地理学教室が、「芦田川流域の空間組織」と題して芦田川流域の集落形成、産業の成立等について様々な角度から調査研究を行っています。その中の谷岡武雄氏による芦田川の歴史地理学的研究を紹介しましょう。

鎌倉~室町期の福山に明王院の門前町的性格を帯びる商港町として栄えた草戸千軒がありました。谷岡氏は、草戸千軒は芦田川の南北交通における中継機能は果たさなかったと指摘しています。理由は芦田川中流部の河面渓谷という障壁の存在により、南北交通は陸上交通が主流であり、芦田川上流域の甲山盆地を占めた大田荘からの貢租米も陸路により尾道港から積み出されたとしています。
当時、備南地方における政治経済の中心は神辺と鞆でしたが、元和5年(1619)譜代大名の水野勝成が「西国の鎮衛」として芦田川デルタに福山城を築城し、その外堀には「舟入」が設けられ、そこから始まる「入川」により瀬戸内海と通じていました。これは海から直接城に乗り入れることを可能とした全国的にも極めて珍しい設計であり、この港湾機能を持つ入川を中心に福山の城下町は発展しました。

谷岡氏は、「草戸千軒は一般的には芦田川の洪水により消滅したと言われているが、この城下町の発展と引き換えに芦田川の中州にあった草戸千軒は衰退した」と述べています。つまり、古来より芦田川は水運の用に供されず、福山城下の発展において重要性に乏しい川であったという歴史が、近代の芦田川の利活用に影響を及ぼしていると考えられます。つまり、江戸期以降の芦田川は水害を発生させる都市発展の阻害要因であり、主に治水の対象と扱われたと考えられます。そのため、大田川デルタにおける広島城下の縮景園や旭川デルタにおける岡山城下の後楽園のように、芦田川河口域には歴史的・文化的な産物は建造されず、住民の愛着も相対的に低かったと想像されます。このような歴史的背景が、芦田川の水質悪化に対して大きな議論を呼ばない原因の一つと言えるかもしれません。さらに河口堰の完成により草戸千軒遺跡が存在した中州は半ば水没し、河川改修を理由に発掘調査終了後に掘削撤去されたことは、文化財軽視と言える残念のことでした。
谷岡氏の論文の他、山のような参考文献と格闘しています。
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by kkochan-com | 2010-01-26 14:56 | Trackback | Comments(0)

明けましておめでとうございます

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皆様におかれましては、心安らかな新年を迎えられたことと思います。
元旦、私は4時起床で実践倫理宏正会の元朝式に出席後、走って水呑の妙見山に登り、志田原町の皆様と初日の出を拝みました。今年は一層景気が悪化するとの声も聞きますが、行政刷新会議の事業仕訳を見習い、一層無駄なく効果的な行財政運営のチェック&提案を行いたいと考えています。

★「大田ゆうすけ市政報告会」
このような時節柄、飲んだり食べたりの新年会を自粛し、純粋な活動報告をお聞きいただきたいと考えております。
○日時:3月13日(土)14時~16時
○場所:県民文化センターふくやま
○会費:無料

ただいま正月返上で大学院の修士論文を執筆しています。市政報告会ではその成果の発表も予定しておりますので、ぜひご参加下さい。
ちなみに論文のテーマは「芦田川河口堰に関する政策研究 -諌早湾干拓事業・長良川河口堰と比較して-」です。

★鞆のまちづくりに参画
私はつねづね鞆のまちづくりに何か貢献したいと考えており、鞆で「着物日和」というイベントを開催したりしてきました。(今年は3月22日開催予定です)

そして、度々鞆に行くうちに、鞆の喫緊の課題は「古民家再生」だと感じるようになりました。鞆には朽ち果てる寸前の古民家が多数あるということです。
そこで、今年は自分にできる範囲で鞆のまちづくりに参画したいと考えています。
湯崎知事も今年中に鞆の抱える課題の解決(住民の話し合いの場の提供)を図りたいと言われていますし、今年が新たなまちづくりへのスタートの年となれば幸いに思います。

今年の私のキーワードはずばり「鞆」になりそうです。

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<イベント案内>
★「福山山岳会・親子雪山教室」

「雪山」と聞くと、すぐ「遭難」とか「危険」と連想されるかもしれませんが、場所を選べばじつはとても楽しい場所です。 私がリーダーとなり、山岳会のメンバーがサポートします。

○日程:2月7日(日)7時、大田記念病院集合
○場所:道後山
○内容:スキー場リフトの終点(標高約1000m)からスノーシューを履き、裏山(バックカントリー)を登り、雪のテーブルを作ってお弁当を食べたり、雪洞を掘って「かまくら」の気分を味わったり、とにかく雪と最大限触れ合います。

貸切バスに乗り合わせて行きますから、道中も楽チン、お父さんはビールも飲めます。
もちろん独身の方も参加できます。(別行動でスキー・ボードをお楽しみいただいてもOKです。)
費用は大人が2000円、子供が1000円程度(リフト代別)の予定です。
時間が余れば、ゲレンデでスキーやボードもできます。
○申込締切:1月31日(日)
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by kkochan-com | 2010-01-08 11:40 | Trackback | Comments(0)