人気ブログランキング |

河口堰開放の可能性は「あり得る」

昨日3月議会が閉会しました。
私は今議会で46人の議員中、唯一人「一般質問」を行いました。
他の議員は会派による「代表質問」であり、会派の中で各議員の質問を寄せ集め、代表の議員が質問を行う方式です。
対して一般質問はすべて自分で資料を集め、自分が質問原稿を書き、自分が質問を行います。他の市町の議会では当たり前の光景であり、毎回10人以上の議員が一般質問をするのが普通です。代表質問がメインの福山市議会方式が悪いと断言はできませんが、少し特殊(儀式的)であることは間違いありません。もっと一般質問をする議員を増やし、切磋琢磨をしなければならないと感じます。

本会議における代表質問・一般質問の後に設置される「予算特別委員会」は一問一答方式で行われます。
私は一般質問において「工業用水全量を中津原から送水することに伴う河口堰の部分開放の可能性」について質問しましたが、市長の答弁は「開放はあり得ない」というものであり、予算委員会においてその理由を問いただしました。

質疑の結果、中津原浄水場からの工業用水全量送水は可能であることが判明しました。つまり河口堰の短期間の部分開放の可能性は「あり得る」のです。

①中津原系と箕島系(河口堰)を結ぶ連絡配管の口径は、箕島沖工業団地に立地する企業への給水をまかなうに十分である。(一般質問の答弁では連絡配管を太い管に埋め換えるのに30億円かかるとありましたが、その必要は無いのです)

②水利権については中津原の工業用水18万トン分だけでは足りないが、上水道の三川ダムの安価な水利権(年間261万円)の譲渡により対応可能である。(一般質問の答弁では、わざと高い八田原ダムの水利権・年間約2億7千万円を持ちだし工業用水会計の負担が増えるとされましたが、川の水に「色」が付いているわけではない)

③中津原浄水場のポンプ等の施設能力は短期間であれば22万トン送水が可能であり、現在の工業用水総給水量とほぼ一致する。(一般質問の答弁では、施設増設に30億円かかるとされましたが、短期間であれば現状の施設で対応可能)

以上により、工業用水全量を中津原から給水可能な体制を取れれば、一定期間とは言えより良質な水を送ることにより利水企業も喜び、河口堰・箕島浄水場における薬品費等の削減にも繋がり、水道局におけるトータルのランニングコストを削減することが可能となります。
水道局提供資料によれば、工業用水会計全体の収支は黒字ですが、河口堰単体の収支予測は年々悪化しており、平成22年度は約3億円の赤字、平成23年度は約3億5千万円の赤字が見込まれています。今後はいかにして河口堰にかかる経費を削減するかが工業用水道事業会計の健全化に寄与すると考えられます。
by kkochan-com | 2010-03-26 19:50
<< 広島大学大学院・学位記授与式 第29回福山マラソンと第4回「... >>