マニフェスト選挙を目指して

経済リポートの毎月1日号に「祐介の目」という連載をしています。
1月1日号の内容をご紹介しますので、ご一読ください。
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今年、福山市は選挙の年である。4月に市議選、8月に市長選と身近な選挙が続く。特に市議選は定員減にもかかわらず多数の新人が立候補するとの噂であり、激戦が予測される。そこで従来の「お願い」から「約束」へ、マニフェスト型選挙戦が展開されることを期待したい。
マニフェストとは、具体的な①「政策」を②「何時」までに③「どの手法」で④「どの財源」で実行するかという厳密な内容でなければならない。ところが民主党が掲げたマニフェストの多くが財源の点で困難が露呈し、事業仕訳により一部財源を確保したものの、福山では芦田川見る視る館の常時開館ができなくなる等の影響が出た。市議選においてもマニフェストの真贋を見極める目が必要となる。

まず、予算執行権の無い議員に④財源確保は無理という意見がある。では「ポイ捨て禁止条例を作ります」に財源が必要だろうか? 新人であっても「政治離れが著しい若者と市政のパイプ役になる」「PTA活動で培った人脈を活用し、学校教育を改善する」等、書けるマニフェストはいくらでもある。逆に「子供の医療費を無料にします」等はその財源確保の課題と併せて、少数の小児科医をますます疲弊させる危険性をはらんでいる。新たに小児科医を確保する③「手法」が無ければ絵に描いた餅だ。いずれにせよ具体的なマニフェストによる「約束」を選択する選挙こそ有権者の関心を呼び、投票率もアップするだろう。

ところで、私は今回の選挙から「後援会入会カード」を廃止する。何万枚というカードを配布し、回収して名簿を作成して電話で投票依頼をするという従来型選挙の定石を止めるには勇気がいった。しかし、このカードにかかる労力と費用を4年間の実績や次期に向けたマニフェストの周知に充てた方が良いと判断したのだ。個人情報の記載が必要かつ半ば強制的に記載を求められるような後援会入会カードは選挙を盛り下げているような気がしてならない。
by kkochan-com | 2012-01-04 13:11
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