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北海道・ニセコ町を視察

北海道虻田郡ニセコ町、スキーヤーには有名な町です。
会派による岩見沢市の合併調査視察に先駆けて、一人で遠征してきました。
http://www.town.niseko.hokkaido.jp/

ここには昨年9月の衆院選で国会議員となった、逢坂誠二という有名な町長がいました。
職員曰く、逢坂前町長は朝5時半に出勤し、24時頃まで仕事をしていたそうです。いったいいつ寝ていたのでしょうか? タフな町長だったそうです。
逢坂前町長は町職員出身で、選挙母体も無く、草の根選挙で当選した。結果としてしがらみの無い町政運営でき、さらによく勉強し、職員の研修にもかなり力を入れていた。おかげで人口4600人のニセコ町が全国的に有名になり、全国の議員が視察に行列をなすようになりました。人口もかなりの高率で増加しているそうです。

彼の名前を全国的に有名にしたのは、町の憲法とも言える「まちづくり基本条例」を制定した事でしょう。
日本初の自治基本条例は、首長が交代するたびに施政方針が変わってはいけないという考えからスタートしました。
制定するに当たり、雛形のまったく無い状態で、海外の条例の翻訳や、憲法等の法律、道条例等との整合性を考慮し、住民を含めて百数十回の議論を重ねて作成したそうです。
条文は中学生でも理解できる平易な文章とし(学者等からは異論もあったが)、地方の独自憲法を定めるという強い意志の元、中央や道には一切相談しなかったと聞きました。

ニセコには前例の無い事をやる土壌があるのかもしれません。
例えばニセコのパウダースノーを求めて多くのスキー・スノーボーダーが訪れ、最近はオーストラリア人も多く来るが、そこで心配なのは「雪崩事故」です。パウダーを求めてゲレンデ外に踏み込み、雪崩事故を発生させる可能性は相当に高いものがあり、過去にも死亡事故が何件か発生しています。そこで、ニセコ独自のローカルルールを定め、絶対立ち入り禁止区域と、ゲートを設け、条件付立ち入り可能区域を定めています。その標高1100mのゲートに自ら立ち、ほぼボランティアで独自の雪崩予報を出している新谷暁生さんが経営しているロッジ・ウッドペッカーズに泊まり、様々な話を聞くことができました。
http://www.grand-hirafu.jp/rule/file-j.html

新谷さんの努力の結果、この6年間一度も雪崩事故は発生していない。このルールと取組みは全国に波及していくものと思われます。

逢坂前町長の側近にも話を聞きました。
彼曰く、行政には説明責任がある。ところが、守秘義務を盾に情報公開を制限している町もあるが、ニセコ町の場合は情報公開条例を定め、住民に対して徹底した情報公開を行っている。情報公開を制限すれば、必ず裏に何かあるのではないかという憶測を生む。住民の声を聞き、住民の為に税金を使うという姿勢が徹底している。例えば予算説明書「もっと知りたいことしの仕事」を住民全員に配り、町の予算が具体的に何に使われるかを説明している。役場の課長や係長が講師となり行政の仕事を住民に対して説明する「まちづくり町民講座」を開催し、住民のまちづくりに対する意識は無意識のうちに高まっている。なんと選挙の投票率は90%を下回る事は無いそうです。

逢坂前町長のエピソードとして、いつどこで誰に対する挨拶であっても、わかり易く自分の言葉で語りかけたそうです。紋切り型の挨拶は絶対にしなかったという。

前町長の「わがまちがどうあるべきか」という事を、住民全員で考えようという試みをスタートさせた功績は大きい。こんな首長がいればまちは変わること間違いないですね。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~niseko/
by kkochan-com | 2006-02-13 08:49
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