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美しい国、日本

安倍総理のキャッチフレーズ「美しい国、日本」具体的に何を指すのでしょうね?
この連休中、私の持つ「美しい国」のイメージを、自分の子供に経験させてみました。

土曜日は、娘の幼稚園の運動会でした。
この幼稚園は、裸足で遊ばせたり、体力作りを重視した教育には随分共感できます。
年長さんの種目の中の障害物競走で「鉄棒」があり、最近は小学生でも出来ない子供が多い「逆上がり」を披露します。
しかし、うちの娘は3月生まれで、やっと運動会の前々日に1回できたそうで、まさにトリノで安藤美姫が4回転ジャンプにチャレンジする心境でした。

見事に成功!いや~感動しました!
団体競技でもチームリレーで1位だったり、幼稚園最後の運動会を堪能した様子でしたし、今春卒園した息子もとても嬉しそうな様子でした。

運動会の後は、緑町公園に「椎の実」を拾いに行きました。
緑町公園には様々な木が植えてあり、途中にキンモクセイの匂いを嗅いで、サクランボのようなヤマボウシの実を食べ、目指す椎の木の下で一心にドングリを拾います。
子供がもう少し大きくなったら、銀杏を拾いに行く事にもなるでしょう。

夜は産直のサンマを刺身と焼き魚にして食べましたが、こんなに新鮮なサンマは初めてで、親子ともども大喜びです。
しかも、神石高原町の知り合いから「マツタケ」をいただき、1本を4人で分け合って食べました。 子供に庭に植えてある「スダチ」の実を取ってこさせ、サンマとマツタケに絞るとまた格別でした。

日曜日の午前中は庭の手入れです。
脚立に上がってフジとアンズの剪定をし、切った枝で子供は秘密基地を制作していました。
それから芦田川の中州で伐採された柳の丸太を、国土交通省からもらいうけていたので、薪にするためにチェーンソーで適当な長さに輪切りにしていきます。
庭の手入れの最中に「ミョウガ」を見つけ、さっそくお昼のうどんの薬味にしました。

お昼からは、津山近郊の美咲町の祖母の所に出掛けました。
約2時間のドライブ後、到着するとさっそく「栗拾い」です。
明治44年生まれの94歳の祖母は、まだまだ足腰がしっかりしており、山の急斜面をものともせず、曾孫と一緒に袋一杯の栗を拾っていました。
夜は祖母に曾孫のビデオを見せたり、祖母が昔話をしたり、世代間の交流をしっかりする事ができました。

翌朝、月曜日は祖母が朝早くから赤飯を作ってくれました。
昨日拾った栗を入れた赤飯で、なんとカマドに薪をくべて蒸してくれ、私も子供と一緒に火の番をしました。
さらにオキ火で栗を焼き、さるかに合戦よろしく「ぱーん」と弾け、びっくりしながらも、焦げ目の付いた栗を美味しそうに食べていました。
出来上がった赤飯の美味しい事!
やっぱり、ガスや電気には絶対にかなわない味だと思います。

朝食後は祖父の墓参りに行き、手を合わせ、川遊びに行く事になりました。
まず、裏の畑で釣りエサのミミズ掘りです。 私が土を掘り返し、子供が探し、見つけたらもちろん手でつまませます。
釣りは成果ゼロでしたが、網を持って川に入り、ハヤを数匹捕まえて満足しました。

昼食はサバ寿司です。
今日は近くの神社でお祭りがあり、近所の方が作ってくれたそうです。この地方では鮮魚はなかなか手に入らないので、昔から寿司と言えばサバ寿司だったそうです。
午後は祭りのある鎮守の杜へ向かいます。
このような田舎の祭りを経験できるのは、本当に貴重な事だと思いますし、祖母も曾孫に手を引かれて来れてうれしそうです。
神事の後にお待ちかねの餅撒きがあり、子供達も最前列に並んだおかげで、かなりの収穫を得たようです。

そろそろ帰る時間となりましたが、祖母の家には柚の大木があり、高枝切り鋏で私が実を切り落とし、子供が下でキャッチするという手法で10個あまり取りました。
今夜の我が家のお風呂は「柚湯」です。
最高に気持ち良かったですね。

しかし、帰途に北朝鮮の核実験強行のニュースを聞きました。「美しい国、日本」を維持・発展させるためにも、この国の動向が非常に気になります。
by kkochan-com | 2006-10-09 21:19
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